ジャイのブログ

主にスパ2X大会のレポートを書きます

ストフェスレポート

3月17日(日)中野レッドブルスフィアにて行われた、アニコレイベント「ストフェス」をスパ2X中心にレポートしようと思う。
当イベントは、「スパ2X」「ゼロ3」「3rd」の3タイトルシングル戦で行われ、「スパ2X」は133人「ゼロ3」は64人「3rd」は63人という近年行われたシングル戦ではかつてない大規模なものとなった。
そのため、大会台を16台、野試合台を2台設置し、運営スタッフも20人弱の体制で行われた。
当日は、「無敵時間」さんで販売ブースも設けられ、「めんはむ」さんがいぶきとさくらのコスプレをし彩を飾った。
なお、参加者及び観戦者には、「ハスラー」さん提供のビーズキャラもプレゼントされるというサプライズもあった。

スパ2Xのオープニング対決は、現役中学生の「水宮」対、お子さんが既に成人している「いろは」。
発売から25年経ってるタイトルだけに実現された対決である。
結果は、「水宮」が勢いよく勝利する。

今回、家庭用初の大規模大会ということで、所謂ベテラン格である実機勢の苦戦、波乱が予想されたが実際に「KKY」「Mつん」「ユウベガ」という優勝候補に数えてもおかしくない強豪が一回戦でまさかの敗退をしてしまう。
しかし、徐々に慣れてきたか上記3人もしっかりプール抜けを果たす。

ラウンド2のTOP32となると、やはり顔ぶれはほぼ実機の大会で顔を見るメンバーばかり。
海外大会では良く見るが、国内ではほとんど見れないカプエスプレイヤー「だーよし」が一人気を吐きTOP8まであと一歩に迫るが、ラスボス「志木」に阻まれてしまう。
むしろなぜ「志木」がルーザーズに回ってるのか。
POOL4はその「志木」を下した「そうぞう」がウィナーズでTOP8入り、「志木」もしっかりルーザーズながらもTOP8に残る。

順番に見ていくと、POOL1は「クラハシ」を下した「ジャイ」がウィナーズでTOP8入り。
ルーザーズは、アニコレもしっかりやっている今大会優勝候補の「セオ」が一度は「クラハシ」に敗れるもののリベンジを果たして崖っぷちで踏ん張る。
POOL2は、もともとネット勢出身の「ハジ」と完全実機勢で仕上がりに不安が残る「こたか商店。」の対決となったが、最後コンボの繋ぎが甘く勝機を逃したところをしっかり咎めた「こたか商店。」が勝ちあがる。
ルーザーズに回った「ハジ」だったが、1回戦敗退からデスロードを勝ち進んだ「KKY」と「Mつん」の勝者「KKY」との対決となった。
「ハジ」は対ダルシム専用といっても過言でないSホークを操り、ここをしっかりと突破する。
POOL3は、先日アニコレのネット対戦で125連勝した「cloiwan」が「正月」との本田対S本田対決の死闘を制し、そのまま「農業」も撃破して前評判通り勝ち残り。
ルーザーズ側では、マルチプレイヤーの「ナカニシ」が頑張っていたが、古豪女性プレイヤーの「いんろ~」に敗れてしまう。
その「いんろ~」も「農業」のザンギエフに敗れてしまい、ルーザーズ勝ち残りは「農業」となった。

TOP8ウィナーズ第1試合は、「ジャイ」対「そうぞう」
「そうぞう」は、「pal-creation」の名前でスト5をやっている強豪かりん使いで11万LP所有。
もともとスパ2X実機勢だったが、最近はsteam版でアニコレはプレイしてるようだ。
フェイロンがメインキャラだが、今大会では色々なキャラで勝ち進んできた模様。
この試合も、春麗を操り「ジャイ」を圧倒。
TOP3一番乗りを決める。

ウィナーズ第2試合は、「こたか商店。」対「cloiwan」。
キャラの相性では、完全に「こたか商店。」有利だが、「cloiwan」も相手の一瞬のミスをついた立ち回りで追い詰める。
勝負は1-1でもつれたが、最終的にはしっかり対応した「こたか商店。」が勝利した。

ルーザーズ側は、「志木」が「セオ」を、「ハジ」が「農業」を圧倒。
「ハジ」はそのまま「ジャイ」も圧倒しルーザーズファイナルに残る。
対して、「志木」と「cloiwan」だったが、大事な場面でヘッドが前ジャンプに化けるというらしくないミスが出て少し動きが固くなったところ「cloiwan」が強気の選択で攻め切って駒を進めた。
「ハジ」対「cloiwan」の実機でもネットでも実績がある二人の対決は、そのまま使用キャラの相性が出る結果に。
2-0で「ハジ」操るDJが「cloiwan」の本田を圧倒した。

TOP3前には、「スパ2X」「ゼロ3」「3rd」各代表プレイヤーでチームを組むエキシビジョンが行われた。
「スパ2X」は1P側が獣道2連勝してタイマンイベントでは負けなしの「こたか商店。」と、2P側は獣道前身イベントとなったリュウ対ガイルの巴戦で、あの「ウメハラ」と「yaya」のガイルに勝利した「クラハシ」となった。
勝利条件は3本先取。
お互い手の内を知ってる両者で、一進一退の勝負は2-2からの最終ラウンドまでもつれたが最後は「こたか商店。」の勝利となった。
要所での切り返しのサマーを当て続けたのと、リュウ側の肝である真空波動拳を全ラウンド通して1回しか喰らわなかったのが大きかったようだ。
この勝利で1Pチームは勢いがつき、続く「いがりリュウ」対「青汁」は「いがりリュウ」が勝利、「メスター」対「PGW/はやお」も「メスター」が勝利し、1Pチームが3-0で勝利となった。

TOP3は3先の形式に変わって行われた。
ウィナーズファイナルは、ここまで様々なキャラを使って危なげなく勝ち上がってきた「そうぞう」対厳しい試合を制し魂のキャラガイル一本で勝ち進んできた「こたか商店。」となった。
開幕の試合は、「そうぞう」のキャラチョイスに注目が集まったが、一般的には微不利とされるブランカを選択。
これには会場もざわつき、解説も驚く。
しかし、ここは「こたか商店。」がしっかり対応し勝利。
続くキャラチョイスは、バルログを選択。
これにも会場がざわつくが、キャラ相性的には大幅バルログ有利。
序盤こそ動きが怪しく一本目を落とすが、徐々にギアが上がってきて「こたか商店。」も大苦戦。
最後は投げに来たところを、しっかりサマーで迎撃し薄氷の勝利を掴む。
追い詰められた「そうぞう」は、メインキャラのフェイロンを選択。
完全対応すればガイル有利といわれる組み合わせだが、開き直った「そうぞう」はここで大爆発。
なぜ最初から選択しなかったかと言われるぐらいの活躍で、最初にリーチをかける。
しかし、「こたか商店。」も追い詰められてからが強い。
ここからは対応をきっちりし、最後は危なげなく勝利した。
後ほど、なぜブランカを選択したか聞いたところ「ラグがあるから対応できないと思ったんですけどね~。俺のほうもラグの影響受けて全く対応できませんでしたわ~。ははは。」と満面の笑顔で答えてくれた。

続く、ルーザーズファイナルは、「こたか商店。」に土をつけられた以外はすべてストレート勝利で勝ちあがってきた「ハジ」対「そうぞう」。
両者複数キャラを使えるので、ここはブラインドピックとなった。
ここで、「ハジ」はメインキャラであるDJをチョイス、対する「そうぞう」は両対応できるガイルを選択した。
道中「こたか商店。」を後一歩まで追い詰めた「ハジ」は、「そうぞう」のガイルを圧倒。
苦しい「そうぞう」は、早めのフェイロンを投入するが、「ハジ」はフェイロン戦でかなり機能するしゃがみ中Kを多用。
転ばせてからは疑惑の表裏で淡々と試合を作っていく。
最後まで崩れず3-0で決勝に向けて勢いをつけた。

グランドファイナルは、奇しくも1年前の3月10日に行われた「獣道弐」と同カードのガイル対DJとなった。
このカードは、中間距離以上はガイルが有利となり、開幕ぐらいの距離から近距離の間合いがDJが有利となる。
ガイル側は飛び道具の性能で勝り、撃ち合いでも有利だが、ソニックを撃ったあと前後に距離を調整できるのが大きい。
ソニックは撃ったあとの硬直が少ないのに対し、DJ側は硬直が長いので飛びを通されやすいという特徴もある。
気楽にソニックを撃てるガイルに対して、DJは細心の注意を払わなければいけない。
対して、近距離での技相性はDJが有利。
押し返したいガイルに対して、豊富な下段技を持ち転んだあとは見えない表裏があるDJなので強気な横押しが機能する。
DJ側としては早めに画面端に押し付けて一気に体力リードを奪いたいが、ガイル側はラインを上げられる前にソニック削りでリスクなく体力を奪い、セーフティリードを作りたい組み合わせだ。
最初の1試合目は、撃ちたいエアスラを我慢し、しっかり飛びに対空ジャックナイフを合わせた「ハジ」が勝利。
2試合目は、先ほどの逆を読み強気のエアスラに飛び三段を決めたガイルが有利の展開を作る。
最終ラウンド大幅リードの画面端で逃げ切りたいガイルに対して、ワンチャンから投げ3連発で「ハジ」がリセットリーチとなる。
3試合目もDJペースで進み、これは一気にリセットかと思わせるも乾坤一擲の飛びから連続技が決まり厳しいラウンドをものにすると、調子を取り戻した「こたか商店。」が2-2まで巻き返す。
大事な1ラウンド目だったが、表裏を決めてワンチャンスから「ハジ」が先取すると、相手の飛びのタイミングを完全に見きり最大対空でリセットをかける。


リセット後も一進一退の攻防が続き、2-2で最後の試合となる。
注目の1ラウンド目だったが、静かな立ち上がりで終盤まで特に動きがない展開となる。
攻めたいDJに対して、切り返しのサマーが刺さりまずはガイルが先取するかと思われたが、残り10秒少しのところでガイル側が対空ミス。
そこをしっかりDJがコンボを決めリーチをかける。
2ラウンド目もガイルペースで進むが、今度は飛びに対してしっかり対空を決めガイルが取り返す。
3ラウンド目は、ガイルの絶妙な置き技が要所で刺さり大きなリードを作る。
追うDJ、逃げるガイルの構図になったが、最後の最後で崩れなかった「こたか商店。」が紙一重の決勝をものにし優勝した。

興奮冷めやらぬ間に、「ゼロ3」のTOP3がはじまったが、ここは「いがりリュウ」が絶好調で完全優勝をものにした。

また、「3rd」TOP3だったが、こちらは一回ルーザーズに落とされた「トミナガ」が「PGW/はやお」にしっかりリベンジ。
クレバーな攻めで優勝しトリを飾った。

本大会 youtubeアーカイブも残っているので是非視聴して熱い試合を確認していただければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=oTm2h0fWiWc

 

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